オリンピックの正式種目としてのサッカー「フットボール」

サッカーは他の競技と同様に、世界中で様々な大会・リーグが開催されています。有名な大会に、近年日本も連続出場している4年に一度開催される国際試合FIFAワールドカップ、毎年大陸ヨーロッパ各国のクラブチームが参加するUEFAチャンピオンズリーグ、アジア各地域で行われるアジアカップに、コパ・アメリカを始めとする南米大会、そしてアフリカでもネイションズカップ・チャンピオンシップなどの大規模な大会が実施されています。これらのイベントは、スポーツを見たり、BET365ボーナスコード 2021で賭けたりするのが好きな多くの人々を魅了しています。

歴史あるオリンピックでのサッカー

忘れてならないのが、夏季オリンピックで行われるサッカーです。サッカーは英語名の「フットボール」としてオリンピックの種目に登録されており、1900年のパリ・オリンピックから非公式で試合が行われ、正式種目になったのは1908年ロンドン・オリンピックからと、非常に長い歴史を持っています。しかし、女子サッカーが正式に採用されたのは、比較的最近の1996年アトランタ・オリンピックからとなっています。

さて、オリンピック種目であるサッカーですが、多くの人が疑問に思うのではないでしょうか?「なんで五輪サッカーって盛り上がらないんだろう・・・そこにはいくつかの理由と歴史が潜んでいます。

U-23 ≠ オリンピック代表選手?

オリンピックの出場サッカー選手には、年齢制限があります。大会が実施される前年の12月31日時点で、23歳以下の選手に限ります。そのため、オリンピック開催時に年齢オーバーしてしまう選手は、オーバーエイジ選手の枠に納めるか、他の選手と取り替える必要があります。オリンピック代表選手がU-23と呼ばれる所以は、ここにあります。

アマチュア主義 vs プロフェッショナル主義

オリンピックがアマチュア主義であるのに対して、プロ選手による国際大会を推進して誕生したのがFIFAワールドカップです。1930年の設立より、ワールドカップの人気は衰えるどことか、勢いを増しています。その影響によるオリンピック離れが、その他のチャンピオンシップにも及んでいます。オリンピック選手として招集されたU-23に該当するクラブ選手が、所属クラブと相談してクラブに残りチャンピオンシップを戦うなど、例外も発生しています。

女子サッカーの快進撃

驚くべきことに、女子には年齢制限がありません。女子の参加国はFIFA女子ワールドカップよりも少ないこともあり、次回2020年東京オリンピックでは開催国も含めたヨーロッパ 3か国、アフリカ2か国、アジア2か国、北中米カリブ海2か国、南米2か国、そしてオセアニア1か国の合計12か国となっています。

規則正しく、「オリンピック」らしく

IOCによって、オリンピック本選で行われる試合ではユニフォームは他の大会と同じものを使用しないこと、各国サッカー協会や連盟のロゴおよびスポンサーマークを身に着けないことなど、ユニフォームにも厳しい規定があります。このような決まりの多さが、オリンピックサッカーがイマイチ盛り上がりに欠ける原因の一つかもしれません。

それでは、次回の優勝国は・・・

前回の2016年リオデジャネイロ・オリンピックではブラジルが優勝しました。様々な懸念や条件があるものの、次回の2020年東京オリンピックでは、開催国である日本が優勝する可能性も無きにしも非ず!